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2013年06月28日

全米女子オープンで悲願達成を狙う、宮里藍の新たな試み

“怪物ルーキー”松山英樹が初挑戦でトップ10に入った衝撃の全米オープンから2週間、アメリカでは次なる注目の”祭典”が開幕する。女子海外メジャーの第3弾、第68回全米女子オープンだ(現地時間6月27日~30日)。
 今年の開催コースは、ニューヨーク州のセボナックGC。2006年に完成し、全米女子オープン初開催となる。全長6819ヤード(パー72)。距離が長いうえに、海沿いに位置するため、コース特有の風が難度を高める。さらに、フェアウェーやグリーンの起伏が厳しく、優勝スコアはイーブンパーと見られている。
この難関コースに、宮里藍、宮里美香、有村智恵、上田桃子、佐伯三貴、上原彩子と、6人の日本人選手が挑む。
 9度目の挑戦となる宮里藍は、2007年10位タイ、2009年6位タイ、2011年6位タイと、悲願の全米女子オープン制覇へ、あと一歩のところまで迫っている。初日4位タイにつけた昨年の戦いでは(最終的には28位タイ)、「いちばん地に足をつけてプレイできた全米女子オープンだった」と振り返り、かなりの手応えをつかんだ様子だった。
 しかし、そうした充実感の裏で、あと一歩メジャー制覇に届かない悔しい思いも募っていた。自分には何が足りないのか――日々、反省と研究を繰り返した。そして宮里藍は、それまでの準備で足りなかったモノを見出した。(ミズノMP-H5アイアン)
「アメリカで7年間プレイしてきて、メジャー大会ではまったく結果を残せていませんが、毎年、きちんと準備はしてきたつもりだった。それがふと、勝つために何が足りないのかと考えたとき、毎年コースが変わる全米女子オープンに関しては、一度も(コースを)下見したことがなかった。それに、気づいた」
 メジャーで結果を出すためには、コースを理解し、いかにマネジメントできるかが重要だと知る宮里藍。そこで、今年は出場9度目にして初めて、開催コースの下見を2度行なった。初回は、コースを知り尽くす現地キャディーにレクチャーを受けながら回った。2回目は、6月に入ってからラウンド。本番と同じ速さになったというグリーンもしっかりとチェックした。
「このコースは、(下見を)やって良かったなというのが、正直な感想です。全米女子オープンに向けて、自分で万全の準備をしていくっていうのは、本当に重要な意味を持つことが、今回わかった。すごくいい経験になりましたね。今までとはちょっと違う気持ちで、本番に挑めるんじゃないかなと思っています」
 現地時間6月24日に練習ラウンドを行なった際には、一緒にラウンドした上田桃子にコースの攻め所などをレクチャーしていた宮里藍。その堂々たる姿が印象的だった。
「今年は、気持ちに余裕を持って入れている分、少し(ゴルフが)楽しめるかな、という期待がある」
 かつてないほどの準備を整えてきた宮里藍が、ついに頂点に立つ日が来るのか。歴史的瞬間は見逃せない。
 5度目の全米女子オープンとなる宮里美香も、「今年の目標は、メジャー制覇」と高らかに公言するひとりだ。
 昨年の全米女子オープンでは、最終日3位タイでスタートして7位タイ。その後の全英リコー女子オープンでも、最終日最終組でラウンドし、4位という好成績を収めた。優勝争いの経験を重ねて、メジャータイトルの栄冠はすぐ手の届くところまできているが、その分、目の前に迫った勝利を得られなかった悔しさは、宮里美香の中で膨らむ一方だった。
 ゆえに、今年のオフはフロリダでトレーニングに明け暮れた。上半身を中心に筋力を高め、メジャーで勝つために必要だと感じていた、フェードボールの取得にも取り組んだ。
 さらに、昨年はツアー100以下という悪い数字を残し、「メジャー制覇に向けて、私の中ではいちばんキーになる部分だと思う」という、サンドセーブ率(グリーンサイドのバンカーから2打以内でカップインする確率)のアップを目指した。徹底的に練習を積んだ結果、今年はツアー6位タイと飛躍的に向上した。
 前週のウォルマートNWアーカンソー選手権では、優勝争いを演じて首位と1打差の3位(パク・インビがプレイオフを制して優勝)でフィニッシュした宮里美香。大一番を前にして調子を上げ、「メジャー制覇」の有言実行を果たせるか、期待が膨らむ。
今年からアメリカ女子ツアーに本格参戦している有村智恵は、全米女子オープン2度目の挑戦となる。
 米女子ツアーでは、ここまで10試合中予選落ち3回。トップ10入りは2回のみと、苦しい戦いが続いている。それでも、有村が下を向くことはない。
「今は本当に(アメリカで戦うために)いろいろなことを吸収している時期だと思う。たくさん頭で悩むし、シンプルにゴルフができないと、不安になったり、自分を信じることができなくなったりする。でも、それを乗り越えたとき、これまで以上に、たくさんの(プレイの)選択肢が増えると思う」
 アメリカのハードなセッティングの中、いろいろな課題にぶつかりながらも、常にチャレンジし続けてきた有村。課題のひとつだったアイアンの距離感も、コントロールショットに磨きをかけてクリアした。おかげで、宮里美香が優勝争いを演じた前週のウォルマートNWアーカンソー選手権では、3日目にトップに立つなど(最終的に7位タイ)、アメリカの舞台に確実に適応し始めてきた。
 全米女子オープンの舞台も、好きなコースだと言う有村。
「ショットの正確性が要求されるコースだし、日本人には向いていると思う」と、難コースを前にしてもまったく怯(ひる)まず、奇跡を起こしても不思議はない。
「いろいろなことが新鮮で楽しい」と、有村と同様に今年からアメリカツアーに挑戦している上原彩子に、アメリカ挑戦6年目で「(全米女子オープンでは)自分らしくプレイしたい」と話す上田桃子も、上位進出に虎視眈々。そして、今季日本ツアー2勝と絶好調の佐伯三貴も、「普段と変わらないスタイルで、自然体でやりたい」と静かな闘志を燃やす。
 日本人初の全米女子オープン制覇という“夢”は実現するのか。最難関のコースに挑む、6人の“なでしこ”から目が離せない。  


Posted by yitent at 13:02Comments(0)

2013年06月18日

日本人3番目に/女子世界ランク

日本女子ツアー第15戦「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」で今シーズン3勝目を挙げた森田理香子は、世界ランキングポイント19.0点を獲得。前週比6ランクアップした森田は自己ベスト更新となる27位にジャンプアップ。日本勢としては宮里藍(10位)、宮里美香(15位)に次いで3番手に上がっている。


1打差の2位タイフィニッシュだった3人はランクポイント8.33点加算に成功。それぞれ世界ランクの順位を上げている。比嘉真美子は58位(9ランクアップ)、吉田弓美子は90位(6ランクアップ)、金田久美子は117位(11ランクアップ)。

USLPGAツアー、欧州女子ツアーはオープンウィークということで上位勢に大きな変動はなかった。リュー・ソヨンが6位から5位、カリー・ウェブが9位から8位と上がっている。今週USLPGAツアーは「ウォルマート NWアーカンソー選手権」。昨年優勝した宮里藍をはじめ、宮里美香、有村智恵、上原彩子、上田桃子の5人が参戦する予定。(G30 アイアン)  


Posted by yitent at 12:08Comments(0)ゴルフニュース