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2014年02月02日

勝敗を分けたパッティング

米ツアー初優勝に手が届きかけた「ウェストマネジメントフェニックスオープン」の松山英樹。4日間合計で実に56万3000人もの大観衆を動員したTPCスコッツデールで、優勝したケビン・スタッドラーと松山を隔てたものは何だったのか?

 首位と3打差でスタートした最終日、松山は1番ホールで幸先良くピン上2.5メートルにつけたが、このチャンスを決めきれなかった。
「昨日(3日目)の段階で自分の思うストロークができなくなっていた。それが1番ホールのチャンスでちょっとしたミスが出て、どんどんストレスのたまるラウンドになってしまった」(アイアンセット最安値)

 PGAツアーには、2011年から『ストロークゲインド・パッティング(パットのスコア貢献率)』というスタッツが導入されている。これは、一言で言えば「各トーナメントにおいて、パッティングがどれだけスコアに貢献したか」を表す指標で、04年に“すべての選手のすべてのショットを記録する”ショットリンクが整備されて以降、算出可能となったものだ。

 日本ツアーでは『平均パット』がグリーン上でのパフォーマンスを表す指標で、これは「パーオンホールでのパット数÷パーオンホール数」で算出される。ただし、グリーン上のどこに載ったか? は考慮されていない。つまり、ショットが良く、ピンそばにつける回数の多い選手は必然的に良い数値となり、逆にショットが悪くとも巧みなパッティングでしのいでいる選手のパフォーマンスは数字に表れにくい。(テーラーメイドアウトレット)

 一方で、『ストロークゲインド・パッティング』は、パットの距離と、前年度の同距離からのツアー平均パット数、さらにフィールド(他選手)の数値をもとに算出される。例えば、2.2メートルからの平均パット数が1.5だとすると、これを1パットで沈めれば0.5ストロークを得たことになり、逆に2パットだとマイナス0.5、3パットだとマイナス1.5となる。こうして積み上げた数値を、同大会同ラウンドの他選手と比較する。18ホールを終えてある選手がプラス3.0で、フィールドの平均がプラス1.0だとしたら、この選手の『ストロークゲインド・パッティング』はプラス2.0となるわけだ。

「ウェストマネジメントフェニックスオープン」最終日、松山の『ストロークゲインド・パッティング』はマイナス2.796だった。たらればの話だが、単純にもし平均値の“0”でプレーができていたならば、松山の通算スコアは16.796アンダー。優勝したスタッドラーの16アンダーを上回っていたことになる。  


Posted by yitent at 11:57Comments(0)